鷲見弓具 | 岡山で唯一の弓具専門店です。

旧岡山藩御抱御矢師八代目銘（重遠）

有限会社鷲見弓具

弊社は、旧岡山藩御抱御矢師の伝統を引き継ぐ岡山で唯一の弓具専門店です。
明治元年創業以来、矢一筋に専念して参りました。初代から引き継がれた伝統を
大切にし、伝統に裏付けされた高品質な矢の製作を心掛けております。
今後も日々精進を重ね、お客さまのニーズに合い、必ずご満足いただける商品を
ご提供すると共に、鷲見弓具の伝統を大事に守って行く所存です。
今後とも、鷲見弓具にご愛顧賜りますようよろしくお願い致します。

鷲見弓具では、弓・矢を始め各種の弓具商品を取り揃えています。
鷲見弓具ならではのブランド矢を是非ご検討下さい。

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Facture of the Arrow

矢の製作

竹採り

竹矢に使用する竹は『矢竹』といい、他の竹に比べて節が低いという特徴があるので矢の製作に向いています。
矢竹は、自然に生えているものを使えば良いというものではなく、日当たり・風通しなどの環境を整えないと良いものとはなりません。
矢竹を４つ矢分揃えるのは大変で、太さ・節の位置等が合っている矢竹を見つけて伐採します。

荒矯（あらだめ）

矢竹は十分乾燥させますが、まだ節で曲がっています。
最初の工程は『矯め木』を使用し、曲げ伸ばしてまっすぐにする『荒矯』を行います。
『矯め木』といわれる道具で向きを何度も変えて、竹を均一なものにするには大変な体力が必要となります。
十分に『荒矯』をしないと、矢竹の性質が残って曲がり易くなってしまいますが、やり過ぎは逆に弱くなります。

削り

矢竹の『削り』には、柄の付いていない幅の狭い小刀を使用します。
まず節を削ってから全体を削りますが、いかに重さ・箆(の)張り・重心を揃えて削るかが矢師の技だと思います。
矢竹は節の下が細目になっていて上が少し太くなるので、矢竹の太さが均一になるように削る量を調整する必要が有ります。
良い矢を作るためには、『削り』でバランスのとれたものにしなければなりません。つまり、矢師の技量の優劣が大きい工程と言えます。